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美しい糸目友禅と胡粉ぼかし
染の鴻皇 光永鴻皇

訪問着 四季
訪問着 四季

一本の枝垂れ桜で四季の移ろいを表しています。春の枝・春の色、夏の枝・・・



1968年 ぜにや三郎デザイン研究所 信田利之(南画院)氏に師事

1980年

第25回彩芸展にて
京都染色協同組合連合会賞

1991年

第36会彩芸展にて
染織新報社賞、高島屋賞
1992年 第38回彩芸展にて
全日本手描染色工芸連合会賞
2002年 第47回彩芸展にて
経済産業省製造産業局長賞特選
NHK京都放送局長賞

留袖・松竹梅・部分
留袖・松竹梅・部分
訪問着・花水木・部分
訪問着・花水木・部分

■作家からのメッセージ
つくり手の心以上に着る人の心を大切に、やさしいきものをつくっていきたいとおもっています。
光永鴻皇)



光永鴻皇さんの作品は優彩友禅と呼ばれるように、優しい色使いの糸目友禅が特徴なのですが、美しい彩色とともに目を引くのが胡粉の白の美しさです。

「挿(さ)し胡粉ぼかし」と呼ばれるこのぼかしは、わたしたちが普段目にしている胡粉の白とは異なり、瑞々(みずみず)しく、立体感があってとても上品な白の仕上がりとなっています。その立体感は遠目にもはっきりとわかり、特に黒留袖に描かれた胡粉ぼかしは黒地に映え、きわだって美しく見えます。
美しい挿し胡粉ぼかし
美しい挿し胡粉ぼかし
訪問着・牡丹・部分
さらに作品には時の経過が描かれ、若い枝と古い枝、朝と昼の陰影の違いなど、時の流れが彩色を変えて表現されています。このことも胡粉ぼかし同様に、作品全体に活力を与え、さらに立体感をも与えることになっています。

光永さんは京友禅のあらゆる技法に通じ、知識も豊富で後継者の育成が出来る数少ない京友禅の伝承者の一人といえます。

(取材:もーど・じゃぽねすく)


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